ELECTRIC LOCOMOTIVE EF15  Vol.5
EF15 12〜15, 37〜39, 43〜45

Last Update 2007.10.31

Index EF1512 EF1513 EF1514 EF1515 EF1537 EF1538 EF1539 EF1543 EF1544 EF1545

 第3次形(12〜15、37〜39、43〜45号機)

昭和26年12月〜昭和27年3月にかけて製造されたグループ。このグループよりさらに各部の標準化が行われましたが、まだまだ4次形以降の標準的なタイプとの過渡的なものとなっています。

前グループからの変更点としては標識灯が埋め込み式になり、機関助士側の側窓が機関士側と同タイプの2枚分割式に変更され(但し川崎製43〜45号機についてはサイズが2次形までと同じ小さいサイズ)、砂箱の数も動輪に対して2個取付となっています。砂箱の形状は本ロットまで川崎製は小さいタイプです。正面通風口は標準の6段ヒダの物と前グループのガラリ形4段の物との過渡期となっており、川崎製の43〜45号機については後者となっています。日立製の12〜15号機は、日立製前グループの9〜11号機と同じくモニタールーフ小窓が標準より1枚多い6枚、デッキ形状は日立・三菱共に標準タイプになりましたが川崎製の43〜45号機は1次形川崎タイプのデッキとなっています。こうして見ると川崎製の仕様変更の遅れが目立ちます。

屋根上の主抵抗器室カバーはまだ全機両エンドとも同じ大きさです。また、本ロットでは全機可動式側窓(第1・第2・第6・第7側窓)の形状が1次・2次形と同様の窓枠が目立つタイプとなっています。新製時の先輪は全機プレート式です。なお、日立製の12〜15号機の正面ナンバープレート取付位置は同社2次形同様、左に寄って取り付けられています。対して川崎製は前ロットから引き続き上寄りの取付位置となっています。

前燈の取付台座は14,15,44,45号機が2枚板の飛び出したタイプ、他はステー式となっています。(37号機も前燈の突出具合から多分ステー式)

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。

 EF15 12〔八王子〕
八王子区で活躍した12号機。各部が標準化されEF15の基本形が既に完成されています。ただし、モニタールーフの小窓は同じ日立製の9〜11号機と同じく6枚で機関助士側の側窓も2次形までと同じ小さなサイズです。通風口は6段ヒダの標準タイプです。15のヘッドライトは取付方法に数種類あり、この12号機のように1本のステーで車体前面に飛び出して付けられた物と、2本足の台座の上に乗った物で車体前面に少し飛び出た物(45、76、77など)、同じく2本足の台座上で前面にはほとんど飛び出ていない物(10・11・35、EF16上越形の多く)があります。
新宿 1979.5.4
製造年月日:S26.12.14
製造:日立製作所
廃車:S54.6.18  
790504-ef1512b 夕日を浴びて中央線を行く12号機。八王子区のEF15は、この後、東海道から転属してきた後輩のEF60 500に任を譲っています。同機のつらら切りは大形の物です。また、前面の貫通扉の形状が1次形と同じ縁取り(?)のある形になっています。(扉の形状自体は標準形)
 
※つらら切り大形 モニタールーフ小窓6枚 正面ナンバープレート左寄り 前燈大
国分寺―西国分寺 1979.5.4
 EF15 13〔八王子〕
EF1513 同じく八王子区の若番13号機。12号機も同様ですが日立製の本機は前面の貫通扉の形状が1次形と同じ縁取りのある形になっています。どうも、日立では受注を見越して早めに製造に手を付けていたのか、各部の仕様変更が他のメーカーに比べて遅れ気味です。つらら切りも大形です。
 
※つらら切り大形 モニタールーフ小窓6枚 正面ナンバープレート左寄り 前燈小
西国立 1977.6.5
製造年月日:S26.12.27
製造:日立製作所
廃車:S54.8.23    
inage-EF1513 中央線下り貨物の先頭に立つ13号機。モニタールーフの小窓が6枚なのが確認できます。上の1977年の写真では付いていないデフロスタが前面窓に取り付けられていますが、八王子のEF15としては珍しいですね。
撮影:N.Inageさん  新宿 1978.8
hiramatsu-EF1513
前面窓にデフロスタが付いたEF15は別に珍しくありませんが、なぜかこの表情が独特に見えるのは、やはり雪かき器が付いていないからなんでしょうね。
撮影:S.HiramatsuさんPassenger Cars Room  撮影地・撮影日不明
 EF15 14〔八王子〕
ef5853-EF1514 上の13号機から2ヶ月後に同じく日立で落成した14号機。本機はその13号機と異なり、前面の貫通扉の形状が2次形以降の標準形になっていますが、モニタールーフ小窓は依然6枚と思われます。つらら切りは日立製に良く見られる大形です。
「団臨牽引待ちのEF1514[八]の姿。ちなみにEF58119[宇]が牽引して
きました。」(EF5853さん)
 
※モニタールーフ小窓6枚(多分) つらら切り大形 正面ナンバープレート左寄り 前燈小
撮影:EF5853さん  新宿 1977.11.26
製造年月日:S27.2.19
製造:日立製作所
廃車:S54.1.24
ef5853-EF1514b こちらは団臨牽引で12系6連の先頭に立つ同機。
「同好の方が数人写ってますね。「露出補正」ということを知りませんでしたので、ネガカラーのラチュードに助けられています。」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  新宿 1977.11.26
kantera-ef1514 国分寺を発車する14号機。この辺りの情景も今はすっかり変わっているでしょうか?

撮影:KANTERAさん旧型電気機関車の宝庫)    国分寺 1977.11
kantera-ef1514b
中央線をのんびりと走るEF15貨物。こんな光景も日常的なものでした。

撮影:KANTERAさん旧型電気機関車の宝庫)    立川―日野 1978.9
ohno-ef1514 高尾臨を牽き八王子に入線する14号機。中央線内は八王子区が担当だったので、EF13やEF15を目当てに通われた方も多かったようです。ohnoさんによると、この年の高尾臨は既に全てEF15だったそうです。
撮影:ohnoさん  八王子 1978.1.20
 EF15 15〔高崎第二〕
ef5853-EF1515 こちらもモニタールーフ小窓が6枚の15号機。つらら切りはやはり大形です。
「ゾロ目ナンバー。機関士・機関助士さんは暑いので外で涼んでいました。今なら「すいませーん、ちょっと戸閉めていただけませんかぁ?」と頼むところですが・・・・。」(EF5853さん)
 
※寒地形 モニタールーフ小窓6枚 つらら切り大形 正面ナンバープレート左寄り 前燈小
撮影:EF5853さん  8772レ 篭原 1978.7.23
製造年月日:S27.3.17
製造:日立製作所
廃車:S53.12.5
 EF15 37〔高崎第二〕
Nishino-EF1537 えー、いきなりナンバーが飛んでいます。1次形からこの3次形までは、落成順と番号が飛んでて実に分かりにくいですね。これは国鉄では機関車の番号を発注ロットごとにあらかじめ各メーカーに割り振っていた事が原因です。この37号機も形態的にはすっかり標準タイプとなっています。つらら切りは小形の丸っこいタイプ。汽笛カバーは高崎形の先端が垂直の物です。なお、本ロットまで三菱製のEF15の電装は中日本重工となっています。
 
※寒地形
撮影:Y.NishinoさんY.Nishinoのホームページ)  駒込―田端 1973.5
製造年月日:S27.2.13
製造:三菱電機・中日本重工
廃車:S55.2.2
 EF15 38〔高崎第二〕
kawasaki-EF1538 上の37号機同様、三菱電機と中日本重工のジョイントで製造された38号機。特徴ある○形製造銘板2枚が良く分かりますね。尚、同機のパンタグラフはPS15に交換されています。
「単機で通過する38号機の後ろ姿。」(川崎大輔さん)
 
※寒地形 前燈大 PS15パンタ
撮影:川崎大輔さん  西国分寺 1978
製造年月日:S27.2.14
製造:三菱電機・中日本重工
廃車:S55.6.6
ohno-ef1538  
屋根上の抵抗器室カバーが両エンドで同一の大きさになっているのが良く分かります。
撮影:ohnoさん   新鶴見 1977.5.21  
 EF15 39〔高崎第二〕
ohno-ef1539 三菱では本ロットですっかり標準形に落ち着いています。同機の晩年の履歴はとても複雑で、この写真が撮られた時点では新鶴見区所属ですが、1年少々で高崎第二区へ転属しています。新鶴見以前は東新潟区に約1年半。それ以前は高崎第二区時代が大半ですので、このスノウプロウを外した姿は同機としては珍しいかも知れません。汽笛カバーは東新潟タイプのようです。
 
※寒地形? 東新潟形汽笛カバー
撮影:ohnoさん   新鶴見―尻手  1977.3.9
製造年月日:S27.2.28
製造:三菱電機・中日本重工
廃車:S54.2.1
 EF15 43〔甲府〕
S.Hiramatsu-EF1543 本グループの川崎製の物は、デッキ形状が1次形川崎タイプで通風口も前グループと同じガラリ形4段となっており、まだまだ1次形の影を引きずっています。
 
※川崎製1次形デッキ 通風口4段
撮影:S.HiramatsuさんPassenger Cars Room  撮影地不明(身延線内) 1979.5頃
製造年月日:S26.12.5
製造:川崎車輌
廃車:S54.12.10  
takechanman-EF1543  
同じく身延線で最後の活躍をする同機。
撮影:タケチャンマンさん  身延 1979年頃
c51-ef1543  
新鶴見区時代の43号機。原形窓に原形ワイパー、避雷器カバーも未取付、上の写真ではステー式になっている前燈取付台座もまだ原形のLP42用です。避雷器カバー取り付け時に、前燈と干渉するためステー式に改造したんでしょうか。
撮影:椎野吾一さん椎野吾一の鉄道博物館  蕨付近 1973.3.28
 EF15 44〔甲府〕
ef5853-EF1544 EF5853さん撮影の44号機。つらら切りは小形の物で通風口は4段ヒダです。デッキもいまだに川崎製の1次形タイプとなっています。
のんびりした身延線の風景もEF15に似合いますね。
 
※川崎製1次形デッキ 通風口4段 前燈小 正面ナンバープレート上寄り

撮影:EF5853さん  1691レ 身延 1978.7.15
製造年月日:S26.12.7
製造:川崎車輌
廃車:S55.8.1  
mattsun-EF1544
まっつんさん撮影の甲府機関区で昼寝中の44号機です。新鶴見から転属直後ですね。
撮影:まっつんさん  甲府機関区 1977.11.26
ohno-ef1544  
後ろにEF65を従えた新鶴見区時代の同機です。
撮影:ohnoさん   尻手 1977.3.12
 EF15 45〔八王子〕
通風口の形状が4段ヒダでデッキが1次形タイプですが、それ以外は標準的な形態となった45号機です。
この45号機のライト取付座は2本足で少し前面に飛び出たタイプです。この違いは単に備品の都合上なのか、法則性は良く分かりません。ただし、後期の物は多くがステー上に付けられているようですので、製造途中で仕様変更されたのかも知れません。つらら切りは小形でかなり小さいものです。

※川崎製1次形デッキ 通風口4段 前燈小 正面ナンバープレート上寄り
新宿 1979.5.4
製造年月日:S26.12.26
製造:川崎車輌
廃車:S55.3.25
ef5853-EF1545 EF5853さん撮影の45号機[八]牽引のスロ62系6連[静ヌマ] 。
「前日夜に八王子着の為、この日の原宿はすごいものでした。列車番号不明(どなたか記録してませんか??)」(EF5853さん)

こ、こんなのが走ってたなんて…。う〜ん、渋すぎ!(^_^;)

撮影:EF5853さん  原宿 1979.11.17
ef5853-Ef1545b
同じくEF5853さん撮影の東海道本線を行く45号機牽引の常磐ハワイアンセンター号。

撮影:EF5853さん  原宿 1979.12.3
ohno-ef1545  
東海道貨物線を行く新鶴見区時代の同機です。
撮影:ohnoさん   鶴見―新子安 1977.7.20

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