ELECTRIC LOCOMOTIVE EF58  Vol.19
EF58 138〜145

Last Update 2008.5.7

Index EF58138 EF58139 EF58140 EF58141 EF58142 EF58143 EF58144 EF58145

 第12次増備車(138〜145・149〜172号機) その1

昭和33年2月から4月に姫路・宇都宮電化用として登場したグループ。形態的には前グループに引き続いてワイパーの腕折り型への移行(149・150・161号機を除く)と、前面窓、及び側面中央窓のHゴム支持への仕様変更が特徴です。Hゴム支持で落成したのは156・164〜166・169〜172号機。

※印…主な特徴です。画像をクリックすると大きなものが表示されます。

 EF58 138〔宮原〕
6348-EF58138 原型の腕折れ型のKW3Dを装備した138号機。この腕折れワイパーは同時期の国鉄機関車に多く採用されていました。(ED60、ED61、DF50など)
この形態が各窓がHゴム支持される前のもっとも完成された姿でしょうか。

※原形小窓 原型ワイパー(腕折れ型)
撮影:6348レさん  「銀河51号」  早川 1979
製造年月日:S33.2.22
製造:日立製作所
廃車:S60.7.2〔下関(転)〕
kk0630-EF58138 同機は晩年、シールドビーム2灯化されましたが、原型小窓、原型ワイパー姿は変わらず残されていました。

※原形小窓 原型ワイパー(腕折れ型) RSB2灯
撮影:kk0630さん  朝霧―舞子 1984.2
mamupi-EF58138  
まむぴさん撮影の138号機。既に運用を外れた後なので、撮影会での姿でしょうか。
撮影:まむぴさん  米原機関区 1984.7
ef5852-ef58138  
「東海道、山陽本線最後の冬を迎えたゴハチ牽引荷物列車を追って雪中走行シーンを撮影するために関が原まで出張しました。」(EF5852さん)
撮影:EF5852さん  荷36レ  関ヶ原―垂井 1984.3.22
H-yamaguchi-ef58138  
50系甲種回送の先頭に立つ138号機。前燈はまだ原形です。
撮影:山口裕志さん  8107レ 東京 1982.1.23
H-yamaguchi-ef58138b
前燈原形時代の美しい姿。パンタを上げ、これから出区するところでしょうか。
撮影:山口裕志さん  東京機関区 1981.3.18
c11204-ef58138+ef5860
次位に浜松区のエース60号機を従えて、夕闇迫る根府川を渡る138号機。夕陽に赤く染まった姿が美しいです。
撮影:C11204さん  荷35レ  根府川―真鶴 1977.5
fj62g-ef58138and101  
下関集中配置による転属間近の138号機と101号機。138号機は2月1日、101号機は1月31日付けで下関運転所配置となっています。
撮影:FJ62Gさん  宮原機関区 1984.1.16
fj62g-ef58138  
米原機関区撮影会に展示された姿です。同機は新製配置から下関転属まで一貫して宮原区に所属した宮原生え抜きの一両です。
撮影:FJ62Gさん    米原機関区 1985.4.28〜4.29
 EF58 139〔竜華〕
morita-EF58139 紀勢線で最後の活躍をする139号機。紀勢線のEF58はEF15と共に前灯のシールドビーム化が積極的に行われていました。同機もその例に漏れませんが前面窓は原型小窓でワイパーは原型のKW3D腕折れ型のままです。ただし、標識灯は更新改造機と同様の外蓋式になっています。

※原形小窓 原型ワイパー(腕折れ型) P型 シールドビーム2灯 外蓋式標識灯
撮影:森田さん  那智―紀伊天満 1983.4
製造年月日:S33.2.25
製造:日立製作所
廃車:S61.3.31〔竜華〕
ef5853-EF58139 荷35レの先頭に立つ宮原時代の139号機と米原区のEF65534。改造前の美しい姿が印象的です。
「このように米原のFとの並びが撮れました。(今の方は58より65F?)」(EF5853さん)
撮影:EF5853さん  荷35レ 品川 1978.9.15
kk0630-EF58139  
kk0630さん撮影の139号機。一見、更新改造機のようですが、側扉は原型の鉄製です。外蓋式の標識灯に原型小窓原型ワイパーが面白いです。
撮影:kk0630さん  紀伊田辺(OISHIさんご指摘ありがとうございます。) 1985.3.11
timebokan-ef58139 「この日はゴハチパニック!まず、黒江ー紀三井寺で121レのEF5866を迎えたあとすぐに移動して海南ー冷水浦でEF58170の上り「きのくに」、つづいて126レで戻ってくるEF5866を撮影し、すぐさままた黒江ー紀三井寺まで移動、EF58147の下り「きのくに」を撮ると10分くらいでこのEF58139の(「サロンカーなにわ」ならぬ)「サロンカーきのくに」がやってきました。電車に飛び乗り、撮影地までダッシュ!〜根性ありましたねー。」(タイム母艦さん)
撮影:タイム母艦さん  9113レ  黒江―紀三井寺 1985.11.3
waki33-EF58139 宮原区時代の原形小窓・原形ワイパー姿が精悍です。
「駅で見た列車の編成をノートに記録していましたが、この列車はすぐに発車したのか、何の記録もありません。43系客車が旅情を呼びます。」(ワキ33さん)
撮影:ワキ33さん  大阪 1974年
ohno-ef58139 「多くの方がご存知の品川駅横須賀線ホームです。隣の東海道線ホームでよくうどんを食べました。(おかか・わかめ・揚げ玉・ねぎ入れ放題でよく鉄っちゃんがたむろしてました。)」(ohnoさん)
今でも有名な「常磐軒」ですね。確かにお腹が減ったときの腹ごしらえにはあれが一番でした。(私はそば派でしたが…)ちなみに今でも上記のサービスは健在です。
撮影:ohnoさん  荷35レ 品川 1977.1.16
hokkyoku-ef58139
臨時「きのくに」を牽く姿でしょうか?それにしても上の2枚と比べるとその表情の違いが明白です。普通の原形小窓機だった頃に比べて何とも個性的。模型でバリエーションを増やすには恰好でしょうか。
撮影:北極ぐま閣下さん    百舌鳥―上野芝  1985
ef5831-ef58139  
臨時「銀河」を牽引して終着大阪駅に滑り込む同機。これも原形小窓時代の姿です。P形改造は竜華に転属してからになります。
撮影:EF5831さん  「銀河51号」  大阪  1976年夏
fj62g-ef58139  
竜華機関区にて姉妹機EF15(184号機)と憩う。原形小窓と原形ワイパーに豚鼻ライト、外蓋式標識燈がある意味絶妙なバランスです。
撮影:FJ62Gさん    竜華機関区 1985.8.4
 EF58 140〔宮原〕

原形小窓に腕折れ型ワイパーを装備していた140号機牽引の「銀河」回送。上り「はやぶさ」とすれ違う。

※原形小窓 原形ワイパー(腕折れ式)
回104レ「銀河」回送  田町 1980.4.26
製造年月日:S33.3.1
製造:日立製作所
廃車:S59.3.30〔宮原〕
kk0630-EF58140  
ところで、ゴハチのおでこのRは各機で微妙に異なっているようで、この140号機は角張った印象です。
撮影:kk0630さん  京都 1982.7.25
kk0630-EF58140b  
「廃車寸前にもぐりこみました」(kk0630さん)
既に区名札・銘板を外されており解体を待つ姿でしょうか…。

撮影:kk0630さん  鷹取工場 1984.3頃
ef58140b  
横浜駅でこれも懐かしい155系と顔を並べる140号機。

荷32レ  横浜 1977.3.26
ef5852-ef58140  
「KW3D形(腕折形)ワイパ―が左右いっぱいに開いた状態で走行する140号機です。乗務員の前方視界確保という意味ではこのワイパ―装着機がいちばん優れていたのでは?」(EF5852さん)
撮影:EF5852さん  荷2033レ  焼津―藤枝 1983.5
 EF58 141〔宇都宮(転)〕→〔田端(転)〕
EF58141 上の140号機と同一の仕様で生まれた141号機ですが、前面窓のHゴム支持化、及び機関士側ワイパーのWP50型化による水切りの上昇で、顔つきは随分変化しています。ゴハチの前面窓周りがいかに外観に影響するか良く分かります。

※電暖
上野 1979.8.17.
製造年月日:S33.3.6
製造:日立製作所
廃車:S61.6.30〔田端(転)〕
totsukaku-EF58141  
電暖、Hゴム、WP50ワイパー姿は晩年の宇都宮運転所EF58の典型的スタイルと言えましょう。

撮影:戸塚区友の会−会員−さん  品川 撮影年月日不明
ef5852-EF58141 「141号機は、形態的には晩年の宇都宮区の標準的なカマでしたが、昭和33年3月6日落成ということで 私の誕生日と同じであるため個人的には親近感がありました。 この時期の大宮工場整備車は、側面のナンバープレートが白ペンキで塗られているものが多数見受けられました。」(EF5852さん)

撮影:EF5852さん  浦和―赤羽 1984.11
宇都宮運転所に憩う141号機。他の仲間が次々と運用を離れるなか、89,122号機と共に宇都宮最後の現役機として活躍した頃です。この時点で書類上は田端区に転属しています。同機が廃車になった日付ですが、長らく不明でしたが「鉄道ファン 86年12月号」の記述から1986年6月30日だそうです。(ゴハチ信者さん、ありがとうございます。)
撮影:FJ62Gさん    宇都宮運転所 1985.3.21

「当時東大宮の広々としたヤードに東北・上越・信越・常磐各方面から夜を徹して上ってきた列車たちが一同に集い、その牽引機も側線に休みその日の下り運用まで暫し羽を休めていました。山陽系統のゴハチを見慣れていた私にとって、やはり電暖の耳(?)やデフロスタで武装した北のゴハチは新鮮でした。願わくばパンタが上がっていたら・・・と。」(EF5831さん)
撮影:EF5831さん    東大宮操車場 1981.5

大宮工場解体線脇でチキに載せられたゴハチの首。ロクイチさんがニューシャトル車内から撮影した物だそうです。気になるナンバーですが、この写真だけでは何とも分かりませんが、下の写真を撮影したFJ62Gさんによると右側が141号で左側が154号との事です。
撮影:ロクイチさん(Turn Table)    大宮工場 1987夏

同じくチキに載せられたゴハチのカットボディです。こちらの方が1年ほど前に撮影された物です。右の141号機は前面ガラス、ワイパーや側扉も無く、かなり状態が悪いことが伺えます。そのためかどこにも引き取り手が無かったのかもしれません。
ちなみに後ろの154号機は現在大宮工場入り口にいるやつでしょうか。

撮影:FJ62Gさん    大宮工場 1986.7.24
 EF58 142〔浜松→下関(転)〕
kk0630-EF58142 古巣の浜松区から下関運転所に配置され、荷物列車牽引で最後の活躍をする142号機です。典型的な浜松スタイルで、ワイパーは機関士側WP50、助士側WP35です。
撮影:kk0630さん  荷2031レ  朝霧―舞子 1984.3.23
製造年月日:S33.3.8
製造:日立製作所
廃車:S59.11.30〔下関(転)〕
EF58142  
浜松区時代の142号機。原形小窓、原形ワイパー姿の頃です。夜明け前と言った感じで、ひどい写真ですね。(^_^;)
2004レ「出雲2号・紀伊」  大井町―大森 1979.11.4
kumoyuni143-EF58142  
たなびくSGは冬季のゴハチ牽引列車の風物詩でした。
撮影:クモユニ143さん  荷32レ  富士 1981?
ohno-ef58142  
名物列車、荷35レの先頭に立つ142号機。
撮影:ohnoさん  荷35レ 鶴見 1977.7.17
fj62g-ef58142 下関集中配置後、使命を終えて静かに解体を待つ142号機。2両の機関車には新旧、用途の違いはあれど、幹線輸送を担う誇りのようなものさえ感じられます。くたびれて車輪も錆び付いた142号機にピカピカのEF6570がまるで「後は任せてくれ。」とでも言っていそうです。
撮影:FJ62Gさん  岡山機関区 1984.8.20
 EF58 143〔宮原〕
EF58143 原形小窓に腕折れ型ワイパー装備。変わっているのは通常、可動式雪かき器取付座に付いている誘導踏段が前端バリの側面に取り付けられている点でした。(上越型の階段状の誘導踏段とは別の形状)これは可動式雪かき器を装備していた88号機、124号機と同様、冬季の雪かき器取付に支障をきたさないように昭和36〜37年に鷹取工場にて143〜145号機に対して行われました。
後ろの客車は宮原の81系お座敷(ミハ座)。
大井町 1980
製造年月日:S33.3.14
製造:日立製作所
廃車:S59.3.30〔宮原〕
EF58143b 米原機関区にて一休み中の143号機。前端バリ側面に取り付けられた誘導踏み段は、88号機や124号機とは違い、スペーサーを介さず前端バリに直接付けられています。

※原形小窓 原形ワイパー(腕折れ式) 誘導踏段前端バリ取付
米原機関区 1980.8
EF5852-EF58143 「ミハ座を牽引する宮原区の143号機です。晩年には同区の101,138号機と共にヘッドライトがシールドビーム2灯化されました。スノウプロウ取付座が付いているのに前端梁にステップが取り付けられた変形機でした。」(EF5852さん)

撮影:EF5852さん  藤枝―島田 1982.11.19
Tc153-501-EF58143 「私が荷2033を狙う場所はほとんど決まっておりました。写真にある平塚駅、国府津、そして形式写真は小田原駅での撮影でした。これらはほとんど高校からの帰宅途中に撮ったもので(おもに土曜日)、学生服を嫌らい、わざわざジャンパーを持参して撮影しておりました。もともと大好きだった153系廃止をきっかけに撮影をはじめたのですが、いつの間にやら「ゴハチ」にはまっておりました。・・・書籍「EF58ものがたり」「ブリリアントEF58」を購読したせいもありますが・・・「下校途中にちょっと撮影!」、今にして思えば、なんとも贅沢な時代でした。」(Tc153−501さん)

撮影:Tc153−501さん  荷2033レ  国府津付近 1981年?
H-yamaguchi-ef58143  
東戸塚付近のトンネルを行く。原形前燈時代の末期でしょうか。
撮影:山口裕志さん  荷2033レ  横浜羽沢―東戸塚 1981.10.20
fj62g-ef58143
戦前派の大先輩、EF59を横目に瀬野を発車する143号機牽引の荷物列車。瀬野の機関区も無くなってしまい、ここは今、どうなっているんでしょう?
撮影:FJ62Gさん  荷30レ  瀬野 1983.4.3
shizuhata-ef58143
155系「ひので」とすれ違うブルトレ塗装の143号機牽引「あさかぜ」。電車に昼行列車の主役を奪われたとは言え、新幹線開業前のまだまだEF58黄金時代の姿です。
撮影:しずはたさん   4レ「あさかぜ」  大船―戸塚 1963.10
 EF58 144〔宇都宮(転)〕
EF58144 下り「津軽」の先頭に立つ144号機。前面窓のデフロスタが印象的です。同機も143号機と同様、誘導踏み段が前端バリ側面に取り付けられていましたが、昭和50年に標準型に戻されています。

※電暖
上野 1980.9.23
製造年月日:S33.3.20
製造:日立製作所
廃車:S59.8.24
現在、栃木県那須郡那須町「レストラン蒸気機関車」にて前頭部のみ保存
kk0630-EF58144  
車輪の踏面の錆び具合から見て、既に運用を外れた後のようです。そう思うと何となく物寂しげな印象です。

撮影:kk0630さん  宇都宮運転所 1983.3.24
Hiramatsu-EF58144 大宮工場独自の屋根の黒色塗装が良く分かるアングルです。隣の恵比寿ビールの引き込み線も今となっては想像できないですね。
「恵比寿付近をゆく144号機ですが、横のエビスビールの看板は時代を感じさせます。 また、白Hゴム時代のもあったんです。」(S.Hiramatsuさん)

撮影:S.HiramatsuさんPassenger Cars Room  恵比寿―五反田 
packman-EF58144  
「荷34です。運転室をまじまじ覗いていたら運ちゃんが「ぼーず、 早く前へ行け」と言って一瞬だけ前照灯をつけてくれました。 」(パックマンさん)

撮影:パックマンさん  宇都宮 1982年
荷物車、ロザ、ロネ、ハネ、ハザを連ねた一般形客車編成はやはり重厚。急行列車としての威厳を感じさせます。
「蓮田駅を少し下った踏み切り傍のアパートの2階通路から上りの404レ津軽2号だと思います。宮原のゴハチと違いHゴムが黒でまだ目立たないのが救われます。」(EF5831さん)
撮影:EF5831さん   404レ「津軽2号」  蓮田―東大宮 1978.8.10
 EF58 145〔宇都宮(転)〕
EF58145 上の141、144号機と同様、新製配置は宮原区だった宇都宮の145号機。昭和52年に宇都宮に移り、東北筋で活躍しました。もともと姫路・宇都宮電化用として製造された同機なので、充分にその使命を全うしたと言えましょう。後ろはかつての同僚、宮原区の128号機。なお、同機の誘導踏み段はこの時点では前端バリに付いていますが、この後昭和58年に標準型に戻っています。

※電暖 誘導踏段前端バリ取付(後に標準化)
単2033レ  品川 1980.9
製造年月日:S33.3.25
製造:日立製作所
廃車:S60.4.15〔田端〕
ef5853-EF58145  
原型小窓、原型ワイパー時代の145号機。 
「宮原から宇都宮へ転属したばかりでまだSGのままのもの。原型小窓はやっぱり美しいと思います。」
撮影:EF5853さん  回9124レ 黒磯 1978.8.1
packman-EF58145  
誘導踏み段の取付位置が前端バリから標準的な可動式雪かき器取付台座に移された後の姿です。

撮影:パックマンさん  102レ「八甲田」  宝積寺―岡本 1983年
ef5852-EF58145 「荷物列車を牽引する晩年の145号機です。同機は、スノープロウ取付座装着済で主台車前端梁にステップが付いた変形機として有名でしたが、晩年は、廃車部品を流用してスノープロウ取付座にステップの付いた標準型に形態統一されたようです。」(EF5852さん)

撮影:EF5852さん  浦和―赤羽 1984.7
fj62g-ef58145a  
区名札も外され他の仲間と連なって宇都宮運転所に留置される同機。
撮影:FJ62Gさん    宇都宮運転所 1985.3.21
fj62g-ef58145b  
車輪の踏面も赤錆び何とも寂しい姿。後ろは同じく留置中の151,154号機。
撮影:FJ62Gさん    宇都宮運転所 1985.3.21
Vol.20に続く

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